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至高の味 シドルハニー



 蜂蜜には本来蜜源に依存した多くの栄養素が含まれていますが、残念ながら養蜂のやり方や製造工程によって本物の蜂蜜と呼べないものも出回っています。当社では独自に日本食品分析センターにてビタミン、ミネラル、アミノ酸、SODを分析し、公表しております。食品に対し、安心、安全を求める皆様にそれらを提供させていただくとともに、当社も自信を持っておすすめできる商品であることの、ささやかな証明でもあります。

 シドルハニーの成分分析結果を下に示しています。この結果に見られる主な特色としては低い水分量と蜂蜜の中では中性寄りのpH、高電気伝導度でしょうか。低い水分量は高温、乾燥気候の下で採蜜されるシドルハニーの特徴と言えるでしょう。また高い電気伝導度は蜂蜜に含まれる灰分やミネラルの多さを示しており、滋養分の多さを示しています。蜂蜜のpHはおよそ3.2〜4.9前後と言われていますので、シドルハニーは蜂蜜の中では酸性が弱いと言えます。
 また、舌で感じる酸味はpHよりも酸度に相関性があり、国内産蜂蜜の上限 5ml/100g に対しシドルハニーは 1.63ml/100g と低いので酸味を感じません。蜂蜜の酸味が苦手の方でも気に入っていただけるでしょう。
 その他では、蜂蜜には糖類などの基本的な成分の他、180を超える物質が含まれています。それらは蜜源や品質に依存し、製造過程のフィルタリングで失われてしまうものもあります。近年の研究でシドルハニーにはフラボノイドをはじめ多くの植物性化学物質が含まれることがわかっています。

  
シドルハニーの基本組成
 

成分 マルハバ シドルハニー
(2013.May.輸入分)
パキスタン科学技術省研究所PCSIR※
全国はちみつ公正取引協議会
はちみつ組成基準
(輸入はちみつ対象)
水分
Moisture
12.46% 20% 以下(一部の花蜜は23%以下)
果糖+ブドウ糖
Fructose+Glucose
39.45+37.31=76.76% 60g /100g 以上
ショ糖
Sucrose
3.10% 5g /100g 以下
電気伝導度
Conductivity
60.00mS/m (0.60mS/cm) 0.8mS/cm 以下
H.M.F. 27.00mg/Kg (2.7mg/100g) 5.9mg /100g 以下
酸度
Acidity
16.30meq./Kg (1.63ml/100g) 100g につき 1N アルカリ 4ml 以下
澱粉デキストリン 未検査 陰性反応
人工転化糖
Artificial invert sugar
レゾルシン反応 Fiehe's Test 
陰性 Negative
規定無し
pH 4.70 規定無し
Brix゜ 糖度 80.10% 規定無し
テトラサイクリン系
抗生物質
検出せず(日本食品分析センター調べ) 規定無し

※GOVERNMENT OF PAKISTAN   Ministry of Science & Technology   Pakistan Council of Scientific & Industrial Reserch PCSIR Laboratories Complex, Lahore は厚生労働省から「当該国・地域から輸出された食品・添加物・器具容器包装・おもちゃの試験成績書について、検疫所において受け入れ可能とする外国公的検査機関」として認定されている公的検査機関です。

 

食品栄養表示:
大さじ1(19g)当たり

熱量           64Kcal

脂質                  0g

ナトリウム        0mg

炭水化物         17g

   糖質         16g

タンパク質          0g 




 シドルハニーのビタミン・ミネラル・アミノ酸含有量

試験項目

試験結果

 用語解説

ビタミン・ミネラル

 

 

   食塩相当量

  0.0g/100g

 

   ナトリウム

  4mg/100g

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   リン

  4mg/100g

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   鉄

  0.2mg/100g

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   カルシウム

  6mg/100g

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   カリウム

  313mg/100g

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   マグネシウム

  4mg/100g

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   銅

  0.01mg/100g

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   亜鉛

  0.1mg/100g

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   マンガン

  0.03mg/100g

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   ホウ素 (ボロン)

  1.9mg/100g

 ※1 このページの下

   総ビタミンC

  10mg/100g

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   ビタミンB12

  0.1μg/100g

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   ナイアシン

  0.1mg/100g

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遊離アミノ酸

 検出限界1mg/100g

 アミノ酸が数百結合してタンパク質を合成しています。合成せず単体で存在しているアミノ酸のこと。

    アスパラギン酸

  1mg/100g

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    グルタミン酸

  2mg/100g

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    プロリン

  38mg/100g

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 ここまで株式会社日本食品機能分析研究所調べ

 

スーパーオキシド(SOD様)消去活性能

  140McCord単位/g
  (日本食品分析センター調べ)

 ※2 このページの下




 

蜂蜜の基準に関する国外の参考資料:
CODEX(国際食品規格委員会)蜂蜜基準
 
水分量20%以下、ショ糖5g/100g以下(シトラス、アカシアは10g/100g以下)、全糖60g/100g以上、非水溶性固形物0.1g/100g以下(圧搾ハチミツは0.5g/100g以下)

    商業者間自主適用基準:

    遊離酸度50meq/Kg以下、ジアスターゼ活性 8 または 3 Schade units以上、ヒドロキシメチルフルフラールH.M.F. 40mg/Kg (熱帯地方の国、地域 80mg/Kg)、 電気伝導度0.8mS/cm以下

    3.必須組成物および品質要件

    3.1

    販売蜂蜜は食品添加物を含め食品成分を追加してはならない。また、蜂蜜以外を加えてはならない。

    蜂蜜は、その処理と貯蔵中、外部因子からの味、香りの汚染、異物混入があってはならない。

    蜂蜜は発酵または泡立ちし始めていてはならない。

    花粉や蜂蜜の特定の成分の除去は、混入した無機または有機物質の除去で避けられない場合を除いてしてはならない。

    3.2

    蜂蜜は、その本質的な組成物が変更され、および/またはその品質が減損する程度に、加熱または処理することはできない。

    3.3

    化学的または生化学的処理は、蜂蜜の結晶化に影響を与えるために使用してはならない。 

パキスタン蜂蜜仕様基準
特定の花蜜を除き、還元糖65%以上、水分21%以下、ショ糖5%以下、非水溶性固形物0.10%以下、灰分0.6%以下、遊離酸度40meq./1000g以下、ジアスターゼ活性 3以上、H.M.F. 80mg/Kg以下、Fiehe's Test 陰性

検査項目解説:

水分:ミツバチが花蜜を集め体内の転化酵素(インベルターゼ)と混ぜて糖を分解しますが、その段階では水分が50〜60%あります。これをミツバチが羽で風を送り水分を飛ばして熟成させ、20%程にまで落とし貯蔵に適した水分量にします。この段階で糖度が77.5以上ないと気温が高い季節に自然界に存在する酵母によりアルコール発酵してしまいます。

果糖 ブドウ糖 ショ糖:植物の光合成によってつくられたデンプンがショ糖(スクロース)となって蜜腺に貯まったのが花蜜(Nectar)で、ショ糖はミツバチによって果糖(フルクトース)とブドウ糖(グルコース)という単糖類に分解されます。果糖はショ糖の1.73倍も甘いとされていますが、高温では6割程度の甘さしかなく40℃以下でないとショ糖より甘くなりません。蜂蜜はおよそ14℃以下になると結晶を始めます。結晶した部分はブドウ糖です。ブドウ糖は体内ですぐに取り込まれエネルギーとなります。結晶のし易さは蜂蜜固有のものであり、花粉や気泡が核となって起こります。

電気伝導度:灰分やミネラルの量の目安で単位のmS/cmはミリジーメンス パー センチメートルと読みます。

H.M.F.(ヒドロキシメチルフルフラール)糖や炭水化物の熱分解により生成される有機化合物で、蜂蜜に加えた熱の目安となっています。蜂蜜を量産するにはミツバチによる熟成を待つよりも水分量の多い段階で(夕採り)採蜜し、加熱によって水分を飛ばしたほうが都合がいいのです。また過度の加熱は本来含んでいる酵素や栄養素を破壊してしまうのでこれを規制しています。
 
酸度:蜂蜜には蜜源植物に由来する微量な有機酸が含まれており、その独特の風味の因となっています。蜂蜜の酸度を人工的に変えることは禁じられています。味覚の分野では、pHよりもこの酸度の方が、より感じる酸味の強さと相関性がよいと考えられています。

澱粉デキストリン:工業的につくられたブドウ糖や水あめ等による偽和を防ぐために設けられています。諸外国ではこうした偽和の例はほとんどないので、国際規格にはこの項目はありません。

人工転化糖:偽和物のうちで最も問題になるのはその主成分である果糖およびブドウ糖の増強であり、ショ糖の酸分解によるグルコースとフルクトースの等量混合物がこの目的に使用される事が多く、一般に「人工転化糖」と呼ばれています。Fiehe反応はフルフラールが塩酸存在下でレゾルシンと反応して紅色を呈することを利用したものです。ショ糖の酸分解の際に強酸性で生成したフルクトースのごく一部が還元されて生成するH.M.F.を検出します。

pH:水素イオン濃度指数のことでpH=7を中性とし数値が小さいと酸性が強くなり、大きくなるとアルカリ性が強くなります。多くの蜂蜜はpH=3.7前後といわれています。

Brix゜糖度:この値は20℃のショ糖溶液の質量百分率に相当する値で定められています。Brix゜80.10%は蜂蜜中の糖が全てショ糖だとした時の量を表します。水分の欄にも書きましたが糖度が77.5以上ないと気温が高い季節に自然界に存在する酵母によりアルコール発酵してしまいます。糖度が低い蜂蜜は夏場に発酵する可能性がありますので、発酵時に発生する二酸化炭素による容器の膨張、破損に気をつけて下さい。ちなみに蜂蜜に水とイーストを加えて適温にすれば発酵します。一般的には79度以上あれば完熟とされていますが、糖度が僅かに違うだけでも、食感や使い勝手が変化します。

抗生物質:ミツバチは病気やダニ被害に弱いため、やむを得ず抗生物質を使用することがあります。その際養蜂家は残留薬物検査を行なって出荷します。輸入蜂蜜においては検疫所で検査が義務づけられていますので、国内で流通している外国産蜂蜜には抗生物質は含まれていません(ただしこのことは、抗生物質が使用されていないということと同義ではありません)。逆に国内産蜂蜜は自主検査で義務ではありません。

スーパーオキシド(SOD様)消去活性能:抗酸化作用の指標の一つ。活性酸素の一つであるスーパーオキシドアニオン(O2-)にターゲットを絞り電子スピン共鳴 (ESR) 装置を用いたスピン トラップ法で測定します。空気中の酸素は紫外線,大気汚染等によりスーパーオキシドアニオンラジカル(O2-)やヒ ドロキシラジカル(・OH)などのいわゆる活性酸素に変化します。生体内でもストレスや虚血状態が活性酸素生成に関わることが知られています。 一方、生体内ではスーパーオキシドディスムターゼ等の酵素系により活性酸素の消去を行っています。そこで、日常摂取する食品から活性酸素消去能力を持つ機能成分を摂取し、抗加齢、健康維持を図ることが期待されています。参考値:新鮮なピーマン130、ニンジン120、トマト240、いちご110、キウイ180、グレープフルーツ100、レモン210など (日本食品分析センターHPより)


ホウ素(ボロン):ホウ素は微量ですが必要なミネラルの1つです。近年になって解明されたホウ素の働きは、エストロゲンの生産を促し、カルシウム、マグネシウム、ビタミンDの代謝にかかわっていて、骨粗鬆症の改善や予防、甲状腺の働きの改善に重要な役割を担っている微量ミネラルであることが報告されています。また、ロシアの研究者による検討では、湿しん、じんましんなどアレルギー性の皮膚の炎症症状ではホウ素の欠乏している場合が少なくないことが報告されています。

 


 

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